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    私の家は名家というほどじゃないけれど、地元ではそれなりに名が知れている。田んぼや畑を所有していて、家の敷地も広く、家自体も大きい(ボロいけど)。その家に、祖父母、父母、私を含む4人兄妹、兄の嫁、その子供たち3人という大所帯が住んでいる。全部で何人いるのか時々わからなくなってしまうほどだ。それだけ人数がいる分、毎日が賑やかである。時々サザエさんちみたいな小さな諍いも起こるけれど、我が家はそれなりに平和だ。

    こんなに大所帯なので、我が家が留守になることは殆どない。外出から帰ってきても、誰かしらが家にいる。というのも私の父は家を空けるのを嫌っているので、私の家では父しかカギを持てないルールがあるからだ。家族全員が外出するのは元旦の初詣と夏に近所の神社で行われる祭りくらいで、年に数回しか使われない我が家のカギはピカピカである。

    そんなわけで、こんなに大所帯なのにカギが一本しかないということを誰かに話すと、必ずびっくりされる。家族の数だけカギがあるというのが普通の感覚なんだろう。だけど理由を言えば納得される。「常に誰かがいるって、防犯上いいね」とよく言われる。確かにそうかもしれない。しかも我が家には家族以外にはギャンギャン吠える柴犬もいるので、下手な警備会社に入るよりもずっと安心だ。時々人数が多すぎて、煩わしいと感じるときもある。

    正直一人で静かな時間を過ごしたくなるときもある。だけどそれは一時的なもので、きっと私が自分の家族を作るときも、気づけばこんな風な賑やかな家庭を目指すのかもしれないなーと思う。

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